首里城焼失に心痛む

今年4月に初めて沖縄を訪れた時、到着日の午後に首里城を訪れた。

たっぷり時間を取って、首里城の門や城の建物の外観と中、更に城を取り囲む城壁や城壁沿いの見学通路から見える周りの景色を、じっくり見て回った。

琉球王朝時代からあった城を復元したものということで、本土内の城とは何か違う雰囲気と言うか、空気が漂っている気がした。その大きな理由はもちろん、城が大陸文化の影響を色濃く反映しているためだと思うが、加えて多分沖縄の複雑な歴史や現状への思いが、頭のどこかによぎっていた気もする。

城内では、琉球王朝時代の役人の服装をした人たちが見学通路の所々に配置され、