猫も杓子も株の話をしていた頃

バブル崩壊前夜の頃だ、
それこそ猫も杓子も株の話をしていた。

ヤレNTTの株がどうだこうだと
百姓の爺さん婆さんまで鍬を持つ手を休めて
株の話をしていた。

そもそもバブル経済とは
1985年のプラザ合意で猛烈な円高が起き
それまで1ドル240円があっという間に120円に
当然輸出産業は大打撃でこれが円高不況となった。

それを何とかするために公定歩合を下げ
市中に出回る金を大幅に増やしたが
産業界は未だそこまで資金需要が無く
余った金が土地や株に集中した。
株も土地も倍々ゲームで上がり
その流れに乗ろうと猫も杓子も株をやりだした。

しかし、株価など