「伊勢屋」(八丁堀)の豆大福、おいしいよー!

豆大福屋なのに、客はびしっとした紺色のスーツ。10個、20個と紙袋に入れてもらている。手土産に「伊勢屋」の豆大福を出せば、喜ばれること請け合いだからだ。

こちらはたった2個(1個150円)購入しただけだ。多いものだってありますがね。トイレに行く回数やシミの多さ、皺の数は絶対に若い客より勝っている。

二個だから大きな紙袋には入らない。運河のわきで、ビニール袋にいれてもらった豆大福を取り出した。

色白な肌だ。えんどう豆がぽつぽつと吹き出ている。
指でつまみと柔らかな弾力が跳ね返す。片栗粉を気にせず口に入れると、皮の軽やかな歯ごたえが伝わってきた。