紛失

母に最後に買ってもらったメガネ。
義兄は92歳。受講生から請われて今も『三重県総合文化会館』で古文書の講師をしています。

『いつ死ぬかわからないので』と言って、講義の後、毎月ランチをごちそうしてくれます。その日は東洋軒だった。

私は食事の時と運転の時はメガネを掛けます。
翌日眼鏡がないことに気が付きました。
車を車庫入れする際、何時もメガネを外し、バックする為『ポイッ!』と眼鏡を助手席に置いたまでは記憶がある。

母は、亡くなる1年前からは、神戸の長男西宮の次女津市の我が家(長女)の家を順番に滞在し孫の顔を見るのが楽しみだった。
一度来ると2ヶ月滞在