見えるもの 見えないもの

凄まじい勢いで日めくりのカレンダーがめくられて
霜月は瞬く間に流れていった。

陽だまりの午後は あっという間に黄昏れて墨絵の
ような風景をもたらす。

そして今日はまた木枯らしの吹き荒れるいちにち。

私は、2度目の白内障手術を終えて通院している。
振り返ってみたら、11月はこの手術のことで
頭がいっぱいで、季節の推移にも気がつかなかった。

道々を歩く人たちは、厚手のコートやジャンパーに
冬物のマフラーを巻き、急ぎ足で通りすぎる。

いつの間にか冬になったのね~
ご近所の生垣からは赤い山茶花が寒そうに俯いて
咲いているのが見える。

我家からは徒歩数