昔、1999年1月にBunkamura ザ・ミュージアムで開催されていた「パリ・オランジェリー美術館展」以来のオランジェリー美術館展だ。
今年一番物足りない展覧会だった。
パリ市内の美術館において、オランジェリー美術館は、19世紀後半からから20世紀初頭のオルセー美術館を“補完”する美術館として位置づけられている。だからと言う訳でもないだろうが、その画家の代表作と言うより、二番手以下に位置付けられている作品が多いということか。
この展覧会の特色は、ルノワールと12名の画家の作品を集めただけで、展覧会としての”核”となる作品がない。同一画家の作品が