この世の実相

存在について次のことが言える。

命の源のなかには、
人間や動植物といった生物だけでなく、
鉄や石や砂や化学物質や薬や
山や川や石や雲や海や空、空間があり、
また、たくさんの
分子や原子などの素材が散らばっている。
これらのものが混在しているのが
命の源の実態なのだ。

生物と無生物の違いとは、
生物とはーー聖書の言葉を借りるなら、
命の息が吹き込まれたものだ。

自分について考えてみる。

数限りない縁と、
何某かによって
命の息を吹き込まれたことによって
自分は今ここにあり得ている。

いっさいの縁がなくなり
命の息が尽きた時が死である。
そのとき私