連載:海外にもあった「今年の漢字」

海外にもあった「今年の漢字」の気になる共通点 マレーシアは「騙」、台湾は「乱」、中国は……

年末の風物詩となっている「今年の漢字」が12月12日に発表されます。最近では、同じ漢字圏の東アジアや東南アジアでも、漢字で世相を振り返る国が増えています。選ばれているのは「騙」や「乱」と言った文字……。いったいどういう世相を表しているのでしょうか? 海外の「今年の漢字」から、2019年を振り返ってみました。
マレーシアは「騙」
マレーシアで12月8日、2019年の漢字が発表されました。
漢字の国というイメージがあまりないマレーシアですが、中華系の人口が700万人を超え、全国民の23%を占めています。マレーシア中華大会堂総会が主催する「年度漢字」のイベント