勉強は何のためにするか?

今は猫も杓子も大学に行くようになったが、僕らの時代は高校を終えると、半数以上は就職、残りの1割から2割が
大学を目指してたような気がする。

だからその時代でも大学を目指す者にとって高校での勉強というのはいい大学に入るためのものであつたに違いない。

高校時代の友人でキー公という男がいたが、キー公の実家は下京区の商家、高校を出て直ぐに家を継げばいいものを、何故か大学を目指していた。

頭は中ぐらい、だから当然浪人をしてからだが、偶然大阪の一流大学に合格した。無学の両親は大喜びし商家は別の息子に継がせた。その息子は無論高校だけである。

キー公は大学を無事