連載:宗教‣教会・信仰など

『一粒の麦』(第11号)を手にして(1275)

このタイトルをご覧になって、直観される方もあろう。
それは、聖書のみ言葉だからである。
念のため、その個所を引用する。

“一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん。もし死なば、多くの実を結ぶべし。”
(ヨハネ伝12章24節 文語訳)
その格調の高い文語訳に惹かれるが。

それを今度は、聖書協会共同訳(2019)ではどうなっているかを見てみよう。

“一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。”

 実は、この聖書個所を表題とした小雑誌は、次のような趣意によるものである。
 wakohの中学(都立五中)・高