講演会「富くじの歴史」

凍てつきそうな雨の中、図書館の講演会へ。乗り物が必要な距離ならサボる所だが、あいにくお隣りのビル。返す本をどっさり(孫め)持たされ、出掛ける。
テーマは富岡八幡繋がりの「富くじ」について。

この講演のためにやった予習は、落語「富久」。故志ん朝、改めて早逝が惜しまれる。
タイトルの「富くじ」とは明治維新後にできた言葉で、江戸時代は「富」または「富突」「突富」と呼ばれていたんだと。

発祥は関西、箕面・滝安寺の「福富」で、本来は朝廷へ献上する護符の余りを、一般に配布するための抽選会だったという。番号を書いた木札を大きな木箱に入れ、蓋に開けた小さな穴から錐状