連載:日本の歴史6

[徳川将軍の演出力] 将軍の御成の意味するところ

「徳川将軍の演出力」から

■■御成(おなり)■■
御成(おなり)とは、将軍が大名のところに出向いていくこと
大騒動になります

初代家康は、3回の御成
浅野幸長(よしなが)、池田輝政、結城秀康の3人
息子や親戚
豊臣方との間をどうしていくかという戦略的な行動

2代秀忠に移ります
まだ戦国時代を引きずっていますが
大なたをふるいつつ徳川の基盤を固めていきます。
大なたは改易(かいえき)。藩の取り潰しです。
あっちで改易、こっちで改易という報せを聞く度に恐怖に陥れられます。
ほとんどがいわゆる「いちゃもん」
関が原で西軍についた外様大名たちは気が気ではあ