「笑ってあげなさい。笑いたくなくても笑うのよ。笑顔が人間に必要なの」(マザー・テレサ)
30歳から40年近く続けていた視覚障害者のための朗読ボランティアでは、講師の樫村治子先生から、笑った時のように口角を上げて朗読すると、明るい、聞いて心地よい声が出ると教えられていた。
定年退職後、カンツォーネを習うようになってからも、歌う時にはしかめっ面で歌っても、楽しくはないし、聞いて心地よい歌にもならないと思っていたので、務めて笑顔で歌うようにしていた。
歌ばかりではない。仲間たちとの普段の会話にしたって、笑顔で話すのと、しかめっ面で話すのとでは相手に