遅咲き投資家デビュー:私はこれで大事な虎の子を溶かしました

ずっと預貯金一辺倒で投資や資産運用とは無縁だったという人にも、定年を迎えるタイミングで大きな罠(トラップ)が待ち受けている。それは、退職金を受け取る頃に迎える「超遅咲きの投資家デビュー」だ。


退職金というまとまったお金を受け取った後、その多くを金融商品によく理解しないまま投じてしまう人が少なくないのだ。60年以上も投資経験・資産運用経験ゼロだった人がいきなり大金を投じるのは、無謀に近い行為ともいえる。これはまさに、老後に問題が生じやすい「貧乏じいさん」の典型的な行動パターンである。

では、こうした失敗を避けるには、40代・50代からどんなことを始め