東京探索と50年前の想い出:チャンチキおけさ

 東京探索は外国に行かなくなってから週に一度は非日常の生活に触れて活力と刺激を与えるために続けている。
 東京の下町を歩いていると時代の変化を強く感じる。例えば、戦後の2階建て一戸住宅が数多く残っている地域と半数以上もいわゆるペンシルマンションに切り替わっている地域が見られる。2所帯分くらいの場所に10所帯分もの建物が出来るのだから、そんなに人口増加はないだろうにいつか空きマンション問題が出るのも目に見えている。ともかく下町は整合性のない乱開発が進んでいると感じる。
 50年前といえば、東京の道路には路面電車が走り、普通の電車も窓は開けられて風を入れたり