水温む人造湖の桜咲き



  早めの朝食は カマンベールチーズに胡瓜

  焼き海苔にご飯 スイーツはチョコレート


 雪残りつつ水ぬるむ城下町  杞陽

 さうかとも思ふことあり水温む  星野立子

 さざなみは神の微笑か 水温む  楠本憲吉 方壺集

 水温む関節も柔らかくなり  アロマ

 めがね橋人を渡さず水温む  山口青邨

 水ぬるむ豆腐屋へ子がひと走り  細川加賀 生身魂

 水ぬるむ頃や女のわたし守  蕪村

 水温むアルルの橋の水に似て  右城暮石 上下

 水温む川べり青々草生いて  アロマ

 野に出づるひとりの昼や水温む  桂信子 月光抄

 鯉が