18、セルギエフ・ポサード観光

一部交通渋滞もあって思いのほか時間がかかり、トロイツェ・セルギエフ大修道院の中のネギ坊主の教会群が目に入ったのは13:20過ぎであった。
 ロシア正教会独特の金色のネギ坊主の形は雪が積もらないようにということもあるが、蝋燭の火焔を表わしており、教会内での聖霊の活動を象徴しているという。
 当初はネギ坊主一つの素朴な形であったが、17世紀の教会改革を強行したニコン総主教の命により、イエス・キリストを表わす大きなネギ坊主を中心に、福音書を著した四使徒ルカ、マタイ、マルコ、ヨハネを象徴する4つのネギ坊主がそれを囲むような形に作るのが一般的になった。
 具体的な