潮路見る角島辺り海透けて  



  気温が下がり少し冷えて来た  昼間は温かった


 いるかとぶ秋を晴れたる潮路にて  臼田亜郞

 しんしんと潮路ありけり夏薊  神尾久美子 桐の木

 ひたよする汐路に立てり海蘿(ふのり)掻き  軽部烏帽子

 春雨や潮路明るき魚移り  楠目橙黄子 橙圃

 石垣の艶めく肌よ秋の潮路  金子兜太

 潮路見る角島辺り海透けて  アロマ

 潮路のはじまる鳥居神の旅  後藤夜半

 潮路来て夏日に灼けし国を踏む  山口波津女 良人

 渡しなき潮路七里の秋がすみ  鷲谷七菜子 天鼓

 潮路来て今海鮮を食べつつも アロマ

 新茶汲む朝の潮路