年賀状だけの付き合いになっていた友人から手紙が届いた。なんだろう？と思いながら封を開けて読むと思いがけないことが書かれていた❗️

彼女は親の反対を押しきって、中学の同窓生と結婚した。親が何故反対したのか誰も知らなかったと思う。しかし、私は彼女から相談され知っていた。ここで詳しいことを書くのは憚られるのでやめるが、日本の中に今なお根付く残る、悪しき差別が彼女らの結婚をややこしくしたのだった。

反対する親を捨て、山紫水明の郷里を離れ、誰からも祝ってもらうことなく、彼らはよその地で新生活を始めた。許されて、夫婦で彼女の父親にあったのは、結婚から五年後のこと