殺仏殺祖 金閣炎上 ‐感想文‐ 

                  
水上勉の「金閣炎上」を漸く読み終わった。

もともと市川雷蔵が好きで、彼の「炎上」という映画をyou tubeで見ていた。 迫るものがあった。 原作は三島由紀夫の「金閣寺」だ。

一方、禅寺での修行体験を持つ水上勉が三島のストーリーではなく、彼の視点で「金閣炎上」という小説を書いた。 三島の20年後、時間をかけて事件を調べて、犯人の生い立ち、学びの足跡を辿って書きあげたものであると知った。

そういう水上の「金閣炎上」を読んでみようと思った。
本当は美学・哲学の三島由紀夫と禅宗小僧で修行した水上勉の体験的仏教(禅宗)