家で観る映画、例えば「時代屋の女房」

◎「時代屋の女房」 1983年 森崎東 松竹

これは昭和58年の作品です。
原作者村松友視はこの小説で昭和57年に直木賞を受賞、翌年映画化されたわけです。
<骨董屋を経営する中年男と、その店に転り込んできた女の関係を中心に、近所に住む人々の生活を人情味ゆたかに描いている>作品。

舞台は東京の大井で、この「時代屋」という骨董屋は現実に存在していたらしい。
「時代屋」の主人は安さん(渡瀬恒彦)といい、映画の中では年齢をはっきり提示する場面は気が付かなかったが、35歳ということになっています。

この年に35歳ということは、私とまったくの同年齢。
彼の「生