開戦と終戦をアメリカに発した男~憧れの外交官



掲題のタイトルの付いた本の広告が嫌に目に留まるのでAMAZONNで購入してみた。
理由は「外交官」これこそ私が若い時に目指してできなかった職業であり、この本は外交官として大活躍し多くの天皇詔勅や談話を起草し多くの外交交渉を行い戦後に国連大使になった加瀬俊一の伝記本だからである。

私は大学時代に外交官試験に母子家庭の出身ゆえに「不戦敗」となった苦い経験がある。
同級生で3人ほど外交官試験に合格していわゆるキャリア外交官になった。もっとも彼等も中堅国の大使程度までしか出世しなかったから大したことはなかったともいえるが不戦敗の悔しさはひとしおである。