「歴史と戦争」 半藤一利著 幻冬舎新書
2018年3月30日発行
ー日本は江戸時代まで、島国に生きる知恵がありました。
圧搾空気のようなもの。礼儀作法。自然を大事にする。足るを知る気持ち。そういう文化伝統の上に日本人が全部一緒に乗って生きていた。
戦争に負けた瞬間に、それさえもなくしてしまったんです。
政治において何事かを為し遂げるということが、どこかに突っつかれやすいマイナスをともなうことも、勝っつあんははっきり自覚している。
海舟が身をもって実行したことは、日本の全力を結集してネーションとしての海軍をつくりあげることにあった。
自分の行動自