わが敵習近平

 英会話のエランガ先生に勧められて、最近「わが敵習近平」を読みました。想像以上の内容で、よく発行禁止にならなかったと思いました。当然中国なら著者は死刑ということになるでしょう。日本に住んでいるため今のところ無事のようです。

 著者の楊逸さんは1964年ハルピン生まれ。文化大革命で辛酸をなめた家庭に育ちました。聞いてはいたのですが、これほどとは思わなかったです。著者の両親は教師。ごく普通の生活を送っていたのに、突然寒い北部に移転せよと命令されます。窓ガラスもない家。冬は氷点下30度になるところに移転させられ、寒さに震えながら父親も職を失い、農夫となるので