連載:「近大ウナギ」人工ふ化・初期飼育成功

「近大ウナギ」人工ふ化・初期飼育成功から9か月 取材で分かった紆余曲折の歩み

今年(2020年)は、「土用の丑の日」が2回ある。7月21日と、8月2日だ。今度の日曜日は、おいしいウナギに舌鼓といきたいところ。
近年はニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)の漁獲量が減少し、「将来ウナギが食べられなくなるのでは」との不安も。そのなかで2019年11月1日、近畿大学水産研究所(和歌山県白浜町・以下、近大水研)がウナギの人工ふ化、および50日の初期飼育に成功したと発表した。あれからおよそ9か月、研究はどうなっているのだろうか。J-CASTトレンドは近大水研浦神実験場(和歌山県那智勝浦町)の田中秀樹教授に取材した。
研究と飼育の並行には飼