途方もない長い年月

通勤時に通る地下鉄の駅の階段。その花崗岩のような材質の段鼻の真ん中の部分は削れて薄くなっているのがわかる。
靴の底のよりも固い材質であっても長い年月を経過すれば
削れるわけだ。

「巨大数」についての本にあった。
未来永劫の「劫」
100年に一度、天女が羽衣で巨大な岩を撫でて、それがすり減って無くなるまでよりも長い時間を言う。

そしてある数学者は計算したらしい。
大きさはマイル四方、固さはダイヤモンドの100万倍の
物質を100万年に一度撫でてその物質が磨滅するまでの
時間は10の35乗年であると

それを聞くと地下鉄の階段の花崗岩の段鼻が削られて