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うがい薬で株価操縦の可能性 吉村府知事にインサイダー疑惑浮上

うがい薬で株価操縦の可能性 吉村府知事にインサイダー疑惑浮上
8/11(火) 13:20配信 日刊ゲンダイDIGITAL

どうみても不自然な会見だった(4日、会見でうがい薬を示す大阪府の吉村洋文知事。左は大阪市の松井一郎市長)/(C)共同通信社

 吉村洋文・大阪府知事が会見で「ウソみたいな本当の話」と切り出し、コロナ対策の一環でポビドンヨードを含むうがい薬を積極的に使うよう呼び掛けてから、11日で1週間が経過した。いまだにドラッグストアではうがい薬が品薄状態。すっかり世間では「お騒がせ知事」と酷評される吉村府知事だが、ここへきて「お騒がせ」では済まされない疑惑が浮上した。吉村府知事が会見前に情報漏洩し、不当に株を売買する「インサイダー取引」を招いた、との疑念が湧き上がっているのだ。

 9日の情報番組「サンデー・ジャポン」(TBS系)で、演出家のテリー伊藤(70)が、吉村府知事の問題の会見を生中継した4日の「ミヤネ屋」(読売テレビ制作・日本テレビ系)に出演していたことを明かした上で、こう話した。

「(発表内容を会見の)1時間半ぐらい前に知ったんです」「場合によっては、薬メーカーの株価も変えるなって、一瞬頭に入った」「でもね、やめたんです。インサイダー取引みたいな感じで、僕の立場でそれをやるのは申し訳ないなと思って、やらなかった」

 番組では笑いが起こっただけだったが、SNSでは大きな波紋が広がっている。

〈(大阪府市は)事前に一般人にイソジン情報漏らしているじゃないか。これ大事件だぞ〉〈相当数の人がインサイダー取引に着手している可能性があると思いますが〉と炎上中なのだ。

 吉村府知事は4日、会見で「(ポビドンヨード研究は)一部の幹部しか知らない」と発言したが、府市とは無関係の人物に、情報が漏れていたわけだ。

 金融商品取引法は、「会社関係者」が業務等に関する重要事実の公表前に、当該上場会社等の株式の売買などを行ってはならない、また、事実公表前に当該情報の「受領者」による当該会社等の株式売買などを禁じている。吉村発言を事前に知った人物が関連株を購入していれば、抵触する恐れがある。テリーは踏みとどまったが、飛びついた人物がいたなら問題だ。

専門家も指摘

 実は、吉村府知事の会見当日の関連株の値動きがどうも不自然なのだ。4日午後2時すぎの会見より前に急上昇した銘柄がある。イソジンを国内で扱う「塩野義製薬」は、4日午前9時、6006円で寄り付き、約50分後に6216円にまで高騰。製薬大手「日医工」も前場開始直後の1238円が約50分で1266円まで上昇した。「明治HD」は、取引開始直後からじわじわと右肩上がり。会見直後には年初来高値の8990円を付けた。

 府内の6000人超の医師で構成する「大阪府保険医協会」は〈インサイダーを疑う声が出ても仕方がない〉と指摘していたが、本当に吉村府知事は不当な株価操作に関与してしまったのか。株式評論家の杉村富生氏はこうみる。 

「4日朝からの株価上昇は不自然かもしれませんが、塩野義がコロナワクチンを開発するなど、3銘柄には買い材料がありました。しかし、ポビドンヨードに効果がないのに、知事が効果があるかのように呼びかけ、マーケットを混乱させたのは事実。知事は『風説の流布』や『株価操縦』を指摘されても仕方ありません。公表情報を事前に把握し、関連株の短期売買で利益を得た人がいたのなら極めて大きな問題。一般的に見て、当局による調査の対象になってもおかしくはないでしょう」

 どんな経緯で会見を開き、誰が事前に内容を把握していたのか――。吉村府知事は説明すべきだ。

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