長電話、何時も聞き役。

朝方の二度寝入りで目覚めたのは7時過ぎだった。

点けっぱなしの扇風機で、汗はそれほどかいていなかった。

遅い出だしで、朝食も9時を過ぎて終わった。

さて、と思っているところへ電話のベル。

中学高校のクラスメート、電車通学でも、同じコースの古い友からの電話。

私の方からは、一度も掛けたことは無い。

何故なら、電話を掛ける用事もないからだが、掛かって来る電話なら仕方がない。

彼も、ストレス解消に電話してくるのだろうからと、私の方は、長い彼の電話を、それなりの相槌を打ちながら聞いてやることにしている。

時には、彼の自慢話にも近い自身の話。