お金と武士道・・・

 「武士は食わねど高楊枝」とよく言われます。これって、武士道をよく現わしている内容だと思うのですが・・・武士たる者が、お金の事を細かく言うのは、はしたないと思っていたみたいですが・・・実際には、江戸時代、下級武士は、身分は高くても、お金には、かなり難儀していた様で、中には、刀を売って、鞘の中に木を代わりに入れていたとか・・・。
 武士と違って、商人は、お金を持っている人が多かったとのことで、江戸の大工さんにしても、いつも仕事があって、お金を貯める必要も無かったとのこと。江戸の町民の長屋では、声が筒抜けで、近所付き合いは、濃厚で、助け合いの精神だったとの