私が初めて しーちゃんに出会ったのは
勤めていた介護施設
大きな病気を乗り越えて
北海道で一人暮らしをしていたが
数回にわたる息子さんの
説得に応じて 千葉に引っ越して来た
一緒に暮らそうと言う息子さんの言葉に
迷惑をかけたくないと 介護施設に入居した
何でも自分でされていたので
話し相手になるだけだったが
それは それは楽しみにして下さった
お部屋に行くと
疲れたでしょう?休んで行きなさいと
お菓子や飲み物を出してくれ
時間が無いからと言うと
手にそっと飴を握らせてくれた
亡き母の面影をしーちゃんに
重ねていたのかも知れないが
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