徳川幕府末期の英邁と自民党末期の暗愚

どんな政権も長年続けると
勝手解釈や放漫経営で息詰まるものだ。
盤石の体制を敷いた徳川幕府も260年経つと
二進も三進も行かなくなる。

しかし最後に阿部正弘と言う老中首座が出て来て
(老中首座とは今で言う総理大臣である)
時は黒船来航で鎖国を解かないと武をもって開港と脅され今の内閣では知恵が足りないとみるや
彼は広く諸藩や知識人、町民までに意見を求めたのだ。

時の総理大臣が自分たちに知恵を貸してほしいとは
なかなか言えないもんであるが
それを彼はやったのだ、藩だけじゃなく町民にまで。

20代で老中に就くと言うのは相当な英邁だ。
にもかかわらず、彼は