ジュ テーム(Je t’aime)、琥珀色の景色

週末の待ち合わせ場所は、
オペラ座の裏通りにある小さなレストラン。
店内に入ると、満面の笑顔でマスターが出迎え、
テーブルには二人専用のフルートグラスが並ぶ。

そして定番の食前酒は、
辛口のモンラッシェと炭酸。
アペタイザーはエスカルゴ。
二人だけの週末の夜が更けて行く。

ポール・ヴェルレーヌの詩と、
シャンソンが流れる町、パリ。
木々の葉が赤く色づき、空が秋の色が変わると、
セーヌ川は新しい景色で輝きます。
秋はパリがもっとも美しい季節ではないだろうか。

北風のために黄や赤色になった森の木々に、
太陽はモノトーンの光を放射する。
狂おしいほど愛し