沙羅双樹の花の色、盛者必哀の理（ことわり）をあらわす。おごれる者も久しからず、唯（ただ）春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂には滅びぬ。偏（ひとえ）に風の前の塵に同じ。

（祇園精舎に鳴り響く鐘の声は、この世は全て移り変わって行くと言っているように聞こえる。沙羅双樹の花の色は、どんなに勢い盛んな者も必ず衰えるという道理を示している。世に栄えて得意になっている者がいても、その栄華は長く続くものではなく、まるで覚めやすい春の夜の夢のようだ）。

皆さんご存知の「平家物語」の冒頭の一節です。
私は、安倍元総理を見ていて、いつもこの一節を思い浮かべてました。
安倍