小さな城下町、上州「小幡」見学記 ❶

私が「小幡藩」に興味を持ったのは今年になってからだ。ある雑誌に「小幡藩」の特集が紹介されていた。織田信長の二男織田信雄が実質初代藩主ということに興味持って調べてみた。

小幡は奥平家、水野家、永井家などの譜代大名が統治していたが、大坂の陣の後、織田信雄に2万石が与えられた。外様大名で立藩は彼の嫡子である。小幡藩織田家は以後7代150年間続いた。織田信雄は将としては評価が高いとはいえないが、能の名手だった。

群馬県甘楽郡甘楽町役場から「小幡」に関する諸資料をとり寄せた。「まち歩きマップ」を見て驚いた。最寄り駅から小幡までの道は全く載っていなかった。これで