よそ者排除の残酷さ~映画<異端の鳥>

今月6日に同じ映画館の同じ席(ネット予約)で見た<ある画家の数奇な運命>は189分と長かったですが、この<
異端の撮り(The Painted Bird)>というモノクロ映画も169分と長いモノクロ作品でした。しかし、トイレの近い私がどちらも途中でトイレに行く気にならず引き込まれた優れた映画でした。原題が英語なのは、原作小説がアメリカに亡命したユダヤ系ポーランド人が英語で書いた小説の映画化だからです。

邦題は“異端”になっていますが、映画の中で沢山の鳥の群れの中の一匹を捕らえて羽に白い塗料を塗って放つと、鶏の群れはそれを仲間の鳥と見なさず、寄ってたかっ