連載:「日本国紀」❶

百田尚樹氏著「日本国紀」を読んで ❶第26代継体天皇と万世一系

「身の代と遺す桜は薄住よ 千代に其名を栄盛へ止むる」 上記は今から約1500年前の継体天皇の御製であり、日本三大桜「淡墨桜」の語源とも言われている。

第26代継体天皇は謎の多い天皇である。第25代武烈天皇の崩御後、皇位継承について騒乱があったといわれている。継体天皇の時代には、すでに「万世一系」という思想があった可能性が強い、と著者は述べている。天皇は「万世一系」でなければならない、という不文律がすでにあったのだ。

さて「万世一系」について著者は下記のように述べている。
【日本の天皇は2代綏靖天皇から第126代今上陛下まですべて初代神武天皇の男系子孫