私の吃音は、50歳頃に完全に消えたと思います。
電話をしても、意識しなくなったのです。
吃音が消え、少し楽になった、かというと、
以前と変化なしでした。
吃音が消えるのは、
私にとって、不思議な体験でした。
良くなろうと思っていなかったからです。
期待したこともゼロです。
私が吃音になったのは、10歳頃。
最初の頃は、治そうと努めたけど、
すぐに諦めました。
これはダメだと観念。
私が思ったのは、
とにかく、
この現状でどうにかしよう、
それだけでした。
人前で失敗やカッコ悪いことをして、
笑われたり恥をかくのに慣れていきました。
こころの底に