「細川呉港著『舞鶴に散る桜』の書評」その三

細川呉港著『舞鶴に散る桜』は飛鳥新社が出版した 352ページの本です。目次は次の通りです。

序章 舞鶴の丘に新しい桜を植える
一章 真珠湾に落ちたゼロ戦
二章 進駐軍と舞鶴 日系アメリカ情報部隊MISとCIC
三章 「かえり船」の港の見える丘
四章 フジオ高木 はじめて死の淵に立つ
五章 受け継がれる桜を植えた人の心

前回の「書評、その二」では三章「かえり船」の港の見える丘、までの内容をご紹介しました。今回は四章と五章の内容をご紹介します。

三章では昭和48年、1975年に舞鶴市の市会議長の矢野健之助が「ハワイ日系二世をしのぶ友好平和のサクラ」の石