晩酌は・・・、寒くなると、酒器はやっぱり備前と志野が

今年もいよいよ師走に入り、心なしか気世話しくなってきた。つまり、熱燗が合う時期を迎えたということだ。

ところが、コロナ禍にあるので高齢者の私などは外食に出掛けられず自宅で晩酌、がもっぱらだ。
となれば、酒器を選ぶことは殊のほか楽しみとなる。

暑いときに重宝したビヤグラスや磁器の酒器は、秋の訪れとともにざっくりとした陶器の酒器や褐色系の漆器が恋しくなってくる。
ぬる燗、熱燗、は陶器の手触りが良く合う。根来の盆や輪島塗のへぎ板盆に乗せると更に気分が良い、

これから当分の間は、自宅で好きな酒器を並べて日々チビチビ楽しむのが私の夕飯時の大きな楽しみである。