関東州普蘭店1945-1946秋

終戦になった1945年8月15日は
不思議と街中が静かだった日本は負けたのか?と思うくらいだった。
しかし忘れもしない
妹が入院していた日赤からが急遽退院させた
その晩に暴動は起きた。
神主さんも殺されたし日本人街の家々は支那人たちが暴徒と化し略奪が始まった、そして
殆どの日本人は大連へ避難させられた。

引き揚げがコロ島からはじまる迄の
一年間の出来事。
父は農園をその町に二つ持っていたし
支那人たちの友人も持っていた。
我が家は一切家財が残ってたのである

大連に一旦避難したものの
父は進駐してくるロシア兵を載せた貨車の
帰りの石炭車に隠れて普蘭店に