連載:心理学

アメリカ人宗教家の葬儀と「グリーフケア」

「グリーフケア」に葬儀とその後の「集い」が大切という。
その「グリーフケア」とは、「grief care:(身近な人との死別による)深い悲しみからの立ちなおり支援、心くばり」。

「親が『葬儀は不要』と言い残したとしても、親しくしていた親戚や友人に声をかけて行うべきです。それが残された側の心の傷を癒やすだけでなく、そこでつながった人との交流が遺族のその後の人生の支えになるからです」
「親が『やらなくていい』と言うのは子どもたちに迷惑をかけたくないという思いからで、遺族にとって葬儀がどれだけ意味深いかはわかっていないと思います。葬儀は故人の大切な人とつなが