「赤チン」が無くなるとニュースに

傷口に塗ると赤色になることから「赤チン」の愛称で親しまれた消毒薬「マーキュロクロム」の国内生産が来週、今年の末で終わるとテレビで知った。

日本で唯一のメーカーの三栄製薬が生産をやめると明らかにした。昭和に子供だった世代になじみ深い製品が姿を消す。

生産の過程で水銀を含んだ廃液が発生することから、昭和48(1973)年に原料の国内生産が終了した。メーカーでは海外から原料を輸入して生産を続けたが、46年に無色透明の消毒薬「マキロン」が登場し、売れ行きは落ち込む一方だった。最近わが家の引き出しにあって、シュッシュッと吹きかけるマキロンが後継の薬剤だったと今