凍てつく大阪

この日は、ウオーキングを兼ねて近くのお寺と池を巡った。梅の蕾、辛夷のつぼみの膨らみ、山茱萸の花のほころびなどを観察するためである。
梅の蕾が膨らみかけて、白い花びらが覗きかけているのを確認して、いつも行く瓢箪型の池に行った。
 そこで、いつもと違う光景に出会った。その池の中央に島があり、春には枝垂桜が花を付ける。その島の両側には噴水がある。

 つい5日ほど前の正午頃には、池でシラサギがゆうゆうと歩いていた。その傍にはハクセキレイがそののどかさに同調するように遊んでいた。

 この日は、噴水の近くの杭が噴水の飛沫を凍らせて、白い氷の帽子を被っていた。