きんかん

きんかんはミカン科キンカン属の常緑低木。中国から渡来、暖地で栽培。高さ約2メートル。葉は長楕円形、葉柄は狭い翼を持つ。夏に葉腋に5弁の小白花を開く。果実は小形で冬に熟して黄金色になる。生のまま、または煮て食べる。酸味が強い。ヒメタチバナ。漢名、金橘。季語は秋。

町内を歩いていたら、3か所でキンカンを見つけた。いずれも塀の中に植えられ、黄色の小さな実が通行人の目を惹いていた。
植える場所によって、キンカンの表情も違って見えた。実の熟れ具合もまちまちで、口に含んでも問題なさそうなものから、熟れる迄1か月ほど待った方がよさそうなものまで、まちまちであった。