さて、何となく眠くなってきてぼーっとしているときに、急に体を揺さぶられるような、左右へ大きな揺れを感じ身構えた。
ちょっと、何時まで揺れるのかと一瞬思うほど、揺れる時間が長く感じられた。
同時に部屋の電気が消え、テレビもラジオも沈黙、スマホをと思ったが電源を入れるのが面倒くさい、止む無く暗闇の中、緊急時にと置いてある懐中電灯を手探りで手にする。
ベッドの枕元に置いてある、もう一つの懐中電灯も点灯を試してみる。
どうやら、電池は生きていた。
時間も時間だし、ベランダから街路を見渡す。
綱島街道沿いの民家も暗くなっている、街路灯も消えて、車のヘッ