新型コロナウィルス感染症 PCR検査で、変異株まで判定が可能になる!?

東京新聞 2021年3月5日
 新型コロナウイルスのPCR検査時に、変異株かどうかを判別する方法を名城大(名古屋市)の神野透人教授(衛生化学)らが開発した。検査の試薬を一部置き換えるなどするだけで、手間のかかるゲノム(全遺伝情報)の解析は不要。国内外で見つかっている8種類の変異株を判別でき、今春にも東海地方の自治体と実証実験に取り組む。
 神野教授は「変異株を検出する他の方法より簡単で汎用性があり、理論上は新たな変異株が出現しても見つけることができる。迅速な対応につながるのではないか」と話した。
 神野教授らは、PCR検査で増幅したDNAの塩基配列から、