訪れる転機と招く転機

転機と言っても、偶然訪れる転機と、自ら目標として手繰り寄せる転機がある。偶然訪れた転機は、就職1週間目での父の死であった。仕事に殺されたと思った。だから人に使われるのは、父の亡くなった53歳までで、十分だと思った。しかし一人で食べていくには資金がいる。幸い、待遇のいい会社に恵まれた。労働者のうち、年収1000万円の人は5%に過ぎないと言う。それなら、上位2%くらいに属していただろう。さらに不動産投資と株式投資で、資産は3.5億円まで行った。おかげで会社からの高給与にもかかわらず、55歳で退職した。それでも、退職金は5000万円以上になる。終身年金なので、