厄介な両替に応えて

先日来、妻が私にしつこく言って来ていた。

それは自分が日頃から寄せ集めていた小銭を両替してくれということで、私はまた厄介なことに関わっては大変とばかりに聞く耳を持たないようにしていたものだった。

小銭と言えどもれっきとした貨幣である。
それは当然ながら金融機関に預け入れることもできるし、買物をすることだってできるのだが、妻はそうすることが恥ずかしく感じられて億劫なことから、手っ取り早く私に両替をしてくれと言うのである。

これまでにも同様なことは何度かあった。
結局、私がその都度どうにか処理したものだが、最終的には面倒を見てやるしかないだろうと腹を括