猛スピードのパトカーが向かった先は

先日、私が早朝ウォーキングに出かけた時のことである。

いつもの大川土手コースを周回し終えて帰路に向かうべく、向こう土手へと架かる橋を渡ろうとすると、対岸の下手からけたたましいサイレンを鳴らしながら猛スピードでパトカーが走って来たではないか。

しかも、スピードを緩めることなく橋を左折すると、そのまま私の方に向かって来る。

赤色灯を回転させながら、朝の静寂を破るようなサイレン音はいかにも仰々しくて、何かの事件発生を予想させるに十分。
パトカーのハンドルを握っていた若い警官の表情もひきつっているかのように見受けられたのだった。

アッと言う間に走り去って