冬の終りの北へ

 月刊誌の編集者という仕事柄、現役を退き嘱託になった今も、数カ月に1度か2度は東京から地方への出張取材がある。3月初め、青森県八戸市へ出張した。
 
 コロナ渦の故、地方への出張は気を遣う。先方が東京からの訪問者を歓迎しない場合もあるからだ。今回の取材先は、それ程神経質にはなっていないようで、抵抗なくOKが出た。
 
 というわけで、3月8日、八戸に出向いた。大宮駅から乗車した全席指定の東北新幹線は5割程の乗車率。窓側の座席はほぼ埋まっていた。旅行なのか?ビジネスなのか?
 
 2日目の9日の午前中に仕事が終了。さあ、帰るか、とはいかないのが今回の出張。